ステンレスへ施した無電解ニッケルメッキが剥がれました。。。

この記事の3つのポイント
  • メッキの剥がれや密着不良の原因と対策を知りたい方へ。
  • 萬代では、メッキ密着性を確保するための表面処理工程と母材選定を、加工業者との連携を通じて検討・提案します。
  • 腐食に関わる表面処理のご相談は、萬代へお気軽にご連絡ください。

「先日納品してもらったステンレス加工品のメッキが組立途中で剥がれた!!」

 

とご連絡がありました。組立途中という事は・・・お客様の生産ラインストップの可能性があります。

 

緊急事態発生です!!!

 

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萬代では、「お客様のお役に立つ・仕入先さんのお役に立つ・仲間の役に立つ」の観点から様々な取り組みを行っています。

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SUS304に無電解ニッケルメッキ処理を行う加工品ですが、相手部品と組合せた際にメッキが剥がれたとの事です。

 

もちろん弊社側で出荷前検査を行っておりますが、

 

外観は正常品と比べても遜色ないため、剥がれる可能性を見抜く事は出来ませんでした。

 

しかしその後、早急に原因究明し対策を行った事でお客様にはご理解いただきました。

 

様々な機密情報が含まれるため詳細は伏せますが、私自身も勉強になったので

 

今回は、ステンレスにメッキ処理する際の注意点を書きたいと思います。

 

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「そもそもステンレスへのメッキ処理は必要なのか?」と言った疑問が生まれると思いますが、

 

この加工品は相手部品と接触し運動するため、耐摩耗性の向上が必要でメッキ処理しています。

 

その他、電気伝導性の向上、耐食性の向上、美観の向上などを目的に、ステンレスにもメッキ処理が施されます。

 

つまり、ステンレスも他の鋼材同様に、比較的安価な素材を使用し表面処理を行う事で機能性を向上させる。

 

事を目的にメッキ処理するケースがあります。

 

ただしメッキ屋さんでは「ステンレスにメッキはもったいない、本当に必要なの?」とちょくちょく

 

聞かれますので珍しいケースだとは思います。

 

またステンレスはメッキ処理が行いにくいと聞きます。何故でしょうか?

 

その理由は、ステンレスの表面には酸化被膜があるからです。

 

この被膜を完全に除去せずに、メッキ処理すると密着性が悪くなりメッキ剥がれの原因となります。

出典:三和鍍金HPより

上部写真はステンレスメッキ品の一部拡大図ですが、赤丸部はメッキが剥がれています。

 

次回、「酸化被膜の除去とは?」をお伝えします!



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診断ガイド
  • 現象確認:金属加工品のメッキが、組立や使用中に剥がれてしまった。
  • 数値状況:剥がれの発生条件(温度・荷重・時間)が記録できていない。
  • 使用環境:屋外や薬品環境など、想定以上の負荷がかかる現場で使われている。
  • 発生頻度:同じロットでも剥がれる箇所と剥がれない箇所がある。
  • 対処状況:メッキ屋さんへ相談したが、原因の切り分けが進まない。
→ 図面と使用条件をご提示いただければ、母材選定と表面処理の組み合わせを選定し、課題解決につながる加工品を提供します。
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