コストダウンへの意識の変化を感じる日々です。

6月に入り、梅雨シーズン到来です。自転車通勤の私にとっては1年で一番厳しいシーズンです…。

 

また、今年の6月は梅雨だけではありません。消費者向け商品の値上げラッシュも…です。

 

帝国データバンクの調査によると、6月と7月だけで約3,000品目の食品が値上げされるそうです。

 

消費財だけにとどまらず、インフラ関連・レジャー費用なども値上げラッシュ。

 

以前からブログでも価格改定について色々述べてきましたが、特に今月は梅雨と値上げの

 

ダブルイベントにより消費者心理が冷え込みそうです…。

 

さて、そんな値上げラッシュの中で、弊社の複数のお客様で「ある変化」が起きつつあります。

 

それは・・・

 

これまであまりお取引の無かったお客様から、加工品の御見積依頼が増加していることです。

 

また、その御見積依頼にはある似通った特徴があります。

 

①単価数千円~数十万円程度の量産加工品であること

 

②既存業者さんからの置換え案件であること

 

加工品単価としてはかなり高額ですし、また普段、既存量産加工品の置換依頼はそう多くありません。

 

背景を伺うと、「メーカー品などコストアップが多いため、加工品で少しでもコストダウンを図りたい」とのことでした。

 

ですが、加工品についても材料費や物流費など様々な要因で価格が上昇していると思いますが、

 

やはりメーカー品と比べると価格交渉しやすい印象を持たれているかも知れません…。

 

あくまで私の印象ですが、この業界の会社様は既存の加工業者さんとのお取引を大事にされており、

 

少々のことなら既存の加工業者さんからは変えないぞ!というケースも多いように感じられます。

 

なぜなら「加工業者さんがお客様のことを熟知しており、融通が利きやすい」ことが大きな要因ではないでしょうか。

 

なので新規案件時も他加工業者に依頼せず、「いつもの加工業者さん」に依頼するのが習慣化しているように思えます。

 

新規加工業者さんを探すのは正直大変ですし、また前回のブログでもお伝えしたように、

 

図面には設計担当者様の想いがあるため、それを理解されているいつもの加工業者さんに依頼した方が

 

リスク軽減や効率性からみると間違いないと思います。

 

ですが、今回の価格改定を機にそんな習慣を見直すお客様が増えてきたのかなと感じます。

 

もちろん弊社にとっては新たなお仕事をいただけるので大変ありがたい話です。

 

ですが逆もしかり。弊社も当たり前のように頂いているご注文も今後ご注文をいただけなくなる可能性もあります。

 

値上がりが続き、部品供給難など異常な事態がつづく社会情勢だからこそ、

 

これまでを「当たり前」と考えるのではなく、「自身の行動がお客様・仕入先様のお役に立っているのか?」

 

ということを改めて再考するターニングポイントに立っていると感じます。



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