不具合は起きて当然。問われるのは、その後の動き方
- 別作加工品の量産移行時に検査結果のばらつきや公差外れが見つかり、その後の対応に悩んでいる方へ。
- 萬代では、原因究明から測定方法の見直し、検査体制の再構築までを仕入先と伴走し、量産時も安定して品質を保てる仕組みづくりに取り組みます。
- 精度に関わる別作加工品の公差・検査のご相談は、萬代へお気軽にご連絡ください。
別作加工品の量産に向けて検査を進めていたところ、検査結果にばらつきが出た――そんな連絡を受けたとき、まず何を考えるべきなのでしょうか。
加工業者にとって、不具合や公差外れは決して珍しい出来事ではありません。むしろ大切なのは、不具合が起きたことそのものより、起きたあとにどう動くかではないでしょうか。
今回は、ある別作加工品の量産初期に検査結果のばらつきが見つかった案件をもとに、萬代が仕入先とともにどう対応し、検査体制をどうつくり直していったのかをご紹介します。
神戸・島根を拠点とする機械部品専門商社の萬代は、こうした場面でこそ、仕入先とお客さまの間に立つ商社としての役割を果たしたいと考えています。

【不具合は起こり得る。問われるのは、その後の動き方】
別作加工品の調達では、図面通りに仕上げることと同じくらい、不具合が起きたあとの動き方が品質を左右すると弊社は考えています。
萬代が萬代が目指す機械部品商社とは?でお伝えしている通り、萬代はお客さまだけでなく仕入先様のお役に立つこともカンパニーポリシーとして大切にしています。不具合対応の場面ほど、仕入先との伴走が力を発揮する場面はないのではないでしょうか。
今回のケースでも、量産前の検査で公差外れの可能性が見つかった際、弊社が仕入先とまず行ったのは、なぜそれが起きたのか原因を明らかにすることでした。数だけを急いで揃えることより、原因を特定することを優先しています。
【三次元測定機とダイヤルゲージ、二つの目で確かめる】
今回のケースでは、検査を三次元測定機による演算値だけに頼らず、てこ式ダイヤルゲージによる実測も組み合わせて確認しました。
三次元測定機は、加工面の複数点を測定し、そこから演算上の基準面や対称度を導き出します。数値としては公差内という結果が出ることもありますが、実際の加工面に測定子を直接当てるダイヤルゲージでは、面の位置や傾き、形状そのものが持つ影響も含めて確認できるため、演算値だけでは見えにくい差が浮かび上がることがあります。
実は”測定方法によって結果の見え方が変わる”というテーマは、別のケースをテーパー治具 当たり不一致の検証―まとめ:三つの要因が重なって生じた違和感の正体でも取り上げた通り、精密な公差を扱う別作加工品では度々起こり得ることです。

今回も、三次元測定機の演算値では公差内に見えていた箇所が、ダイヤルゲージによる実測では公差外となる箇所が確認されました。弊社としてはこの結果を踏まえ、現状の製品をそのまま量産初回分として納入することは適切ではないと判断しています。
【原因を特定し、検査体制そのものを仕入先とつくり直す】
公差外れが確認された際、弊社が仕入先に依頼したのは、単に同じ数量を作り直すことではありません。
①なぜ判定が分かれたのか原因を特定すること
②その原因を踏まえて再発防止策を講じたうえで製作すること
この2点を先に求めました。
加工方法・検査方法を改めて確認し、三次元測定機とダイヤルゲージの双方で問題がないことを確かめてから納入する――この流れを今回限りの特別対応で終わらせず、今後の量産検査の標準的なやり方として仕入先の検査体制に組み込むよう依頼しています。
全数検査や品質管理体制の大切さは、海を越えて体感!中国の”日本品質”加工現場へ!!《後編》でもご紹介した通りで、国内・海外を問わず、量産を任せられる仕入先には、こうした検査の仕組みそのものが定着していることが欠かせません。
一度の不具合対応をきっかけに、仕入先の検査体制そのものが底上げされていく――これこそが、部品を右から左へ流すだけではない、仕入先を育てる商社としての萬代の価値だと感じています。

予定していた納期を変更してでも、量産時に安定して品質を保証できる状態に仕上げてから納品する。お時間をいただくことにはなりますが、それが結果としてお客さまにとっても、長く安心してお付き合いいただける調達につながると弊社は考えています。
別作加工品の調達でお悩みの方はコチラ!

図面をもとにした別作加工品の調達を、公差外れが見つかった際の原因究明や検査体制の相談まで含めて仕入先と一緒に進めます。
HPに取組事例を紹介しておりますので是非ご覧ください!
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すぐに商談を行いたい!ざっくりとした見積を知りたい!こんな部品でも対応可能?などにご対応いたします。
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- 現象確認:検査方法によって、公差内と公差外の判定が分かれる。
- 数値状況:三次元測定機の演算値と、実際の加工面を測った値にズレがある。
- 使用環境:同じ図面、同じ検査条件のはずなのに、結果が一致しない。
- 発生頻度:量産の初回ロットで、想定していなかった公差外れが出た。
- 対処状況:原因を特定しないまま、数だけ作り直すことに迷いがある。
お電話でのご相談もお気軽に:078-978-6166















