ベアリングの異音、原因はどこ?調達側でできる確認ポイント
- 回転機器のベアリングから異音がしていて、原因の切り分けに困っている方へ。
- 萬代はNSKの正規販売代理店として約65年の実績を持ち、型式・すきま・潤滑まで含めた使用条件の整理から、ベアリングの選定・代替品のご提案まで行います。
- 異音【異音】に関わるベアリングのご相談は、萬代へお気軽にご連絡ください。
「機械からゴロゴロ、キーキーと音がする。ベアリングかな?」
調達のご担当者さまから、こんなご相談をいただくことがよくあります。
そして多くの場合、「同じ型式のベアリングを至急手配してほしい」というご依頼になるのですが・・・実はここに、同じ型式に交換してもまた鳴るという落とし穴があるんです。
今回は、ベアリングの異音の主な原因を整理したうえで、設計や保全の専門家でなくても「調達側で確認できるポイント」をまとめてみました♪

【ベアリングの異音、「本体が壊れている」とは限りません】
異音が出たときに真っ先に疑われるのがベアリングです。もちろん、ベアリング本体の損傷が原因であることも少なくありません。
ただ、萬代が長年ベアリングを販売してきた中で感じるのは、「ベアリングが鳴っている」のと「ベアリングが原因」は別の話だということです。
潤滑、取付、すきまの選定、周辺部品の状態・・・ベアリングは「音が出る場所」であって、原因は別のところに潜んでいることがあります。そうなんです、だから同じ型式に交換してもまた鳴くわけです。
【異音の主な原因を整理してみました】

異音の原因は一つに絞れないことが多いのですが、大きく分けると次の5つに整理できます。
①潤滑の問題 グリス切れ・グリスの劣化・入れすぎ・異物や水分の混入。乾いたような「サー」「シャー」という音や、回転が重い印象を伴うことがあります。
②取付の問題 軸やハウジングとのはめあいの不良、芯ずれ、傾き、締付け不足やクリープ(ベアリングが軸やハウジングの上で滑る現象)。取付直後から鳴り始める場合に疑われやすいポイントです。
③選定の問題 内部すきま(C3等の記号で表されます)が使用条件に合っていない、シール・シールドの仕様が環境に合っていない、グリスの種類が温度や回転数に合っていない等。型式の末尾の記号が違うだけで、同じ寸法でも中身は別物です。
④ベアリング本体の損傷 軌道面の剥離(フレーキング)、圧痕、錆、電食(モーター周りで電流が流れて起きる損傷)等。周期的な「ゴロゴロ」「ガタガタ」という音は、この可能性を疑う一つの目安になります。
⑤周辺部品の問題 シャフトの摩耗、ハウジングの摩耗や変形、ガタ。ベアリングを新品にしても、受け側が傷んでいれば同じ症状が繰り返されます。
ここで注目していただきたいのは、5つのうちベアリング本体そのものが原因なのは④だけという点です。
しかも④の損傷も、元をたどれば①②③⑤のどれかが引き金になっていることが珍しくありません。「壊れたから交換」で終わらせず、なぜ壊れたのかを一歩だけ考えてみる。これが再発を防ぐ近道ではないでしょうか。
なお、ピローブロックのような軸受ユニットの場合は、ハウジング側の構造も関わってくるため、ピローブロックとプランマブロックの違いもあわせて押さえておくと、異音の見え方が変わってきますよ!
【調達側でできる確認ポイント】

「原因が5つもあるなら、調達の立場では手に負えない・・・」と思われたかもしれません。でも大丈夫です。分解して診断するのは技術部門や保全部門の仕事ですが、相談する前に情報を揃えておくことは調達側にしかできない仕事なんです。
萬代にご相談いただく際に、揃っていると話が早く進むポイントを5つご紹介します。
①型式は「末尾の記号まで」控える 6205ではなく、6205ZZC3のように接尾記号まで。すきま・シール・グリスの情報はすべてここに入っています。
②使用条件を聞いておく 回転数・荷重のかかり方・温度・水や粉じんの有無。ざっくりで構いません。
③「いつから」「どんな音か」を記録する 取付直後から鳴るのか、しばらく使ってから鳴り出したのか。連続音か周期的な音か。これだけで原因の絞り込み方が変わります。
④交換履歴を確認する 同じ箇所で何度目の交換か。前回と同じ型式だったか。短期間で繰り返しているなら、ベアリング以外を疑う材料になります。
⑤周辺部品の状態も一緒に見てもらう シャフトやハウジングに摩耗や傷がないか。ベアリングと一緒に交換や補修が必要になるケースもあります。
特に①は見落とされがちです。以前の記事「ベアリングの型式、一文字でも違うと・・・」でもご紹介しましたが、型式の一文字の違いが、そのまま異音や寿命の差につながることがあります。
【「同じ型式に交換したのにまた鳴る」ときに萬代ができること】
ここまで読んでいただいた方はもうお気づきかと思いますが、同じ型式に交換して再発する場合、部品の問題ではなく「条件と部品が合っていない」可能性を考えたいところです。
萬代は機械部品の専門商社として、まずは現在お使いのメーカーの製品の中で、すきま記号やシール仕様、グリスの種類を見直す方向から検討します。それでも条件に合うものがない場合に、はじめて他メーカーの製品を選択肢としてご提示する、という順番です。
NSKをはじめとした主要取扱部品メーカーの製品を長年扱ってきた経験から、型式の読み解き・在庫の確認・代替型式のご提案まで、調達のご担当者さまと同じ目線で進めていきます。
「型式は分かるけど、末尾の記号が読めない」「使用条件をどう伝えたらいいか分からない」という段階でも大丈夫です。分かる範囲の情報をお送りいただければ、必要な確認事項はこちらから整理してお伺いします。
メーカー品の選定でお悩みの方はコチラ!

ベアリングの異音でお悩みのある方は、型式・使用条件・発生状況を送って萬代へご相談ください。NSK正規販売代理店としての実績をもとに、原因の切り分けのヒントと、条件に合うベアリングを選定・提案します。
HPに取組事例を紹介しておりますので是非ご覧ください!
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すぐに商談を行いたい!ざっくりとした見積を知りたい!こんな部品でも対応可能?などにご対応いたします。
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- 現象確認:回転機器からゴロゴロ・キーキーといった異音。ベアリングが原因かどうか判断がつかない状態。
- 数値状況:型式は分かるが、末尾の記号(すきま・シール・グリス)まで把握できていない。回転数・荷重・温度の条件も未整理。
- 使用環境:水や粉じんがかかる環境、高温部、モーター直結部など、標準品の想定と異なる条件での使用。
- 発生頻度:同じ型式に交換したのに、しばらくすると再び異音が発生。同じ箇所で交換を繰り返している。
- 対処状況:現行メーカー品の型式見直しや代替型式の検討に、相談先が見つからない。
お電話でのご相談もお気軽に:078-978-6166


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