ピーリング材?引き抜き材?SUS材料の選定は重要です。

SUS304

今更ですが、皆さまGWは楽しく過ごせましたでしょうか?

 

私は全ての日程・・・終日・・・息子の少年野球に付き添っていました…。

 

GWに高円宮賜杯マクドナルドカップという通称「少年野球の甲子園」と呼ばれる大会の県予選があり、

 

息子が所属しているチームは見事に勝ち進んでいき・・・

 

私は5月3日~6日まで全て朝4時半起きという、もはや修行僧のような日々を送っておりました。

 

ただ、「少年野球の甲子園」と呼ばれるだけの大会ということもあり、そこには様々なドラマが・・・

 

嬉し涙や悔し涙・・・この大会を目指し6年間本気で頑張ってきた子供たちだからこそ、感じるものや得られるものがあったのだろうなぁ。私が小学生の時はここまで熱くなれるものは無かったなぁ…。

 

としみじみする時間を過ごしながらGWを終えました。

 

という訳で感傷に浸るのも終わり、ここからは球児に負けず熱く語っていきたいと思います!!

 

5/2の夕刻です!まさに明日からGW突入ということもあり、テンション爆上がりだった私にかかってきた一本の電話・・・

 

お客様「シャフトの外径が大きく、ハウジングにハマらないんだけど・・・」

  

私「大変申し訳ありません。実は今外出しておりまして、本日は御社にお伺いすることが難しいのですが・・・連休明けにお伺いし詳細確認させていただいて宜しいでしょうか?」

 

と恐る恐る確認してみたところ、

 

お客様「OK!」

 

私の心の声「よかった…」

 

ということで、休み明けに対応させていただく運びとなりました。

 

さて連休明けです。詳細確認をさせていただくと、問題箇所の図面指示はφ15、公差の記載はなく一般公差を用いています。

 

現物を確認すると、旋盤加工を行った形跡もなく素材のまま。

 

シャフト外径がプラスになっていることから加工業者さんは引抜き材ではなく、ピーリング材を使用したものと考えられます。

 

さてどうするか?少し悩ましい・・・と私は感じました。

 

図面指示はφ15、かつ図面に公差指示はなく一般公差です。材料指示も「SUS304」のみです。

 

つまり加工業者さんとしてはコストを考えピーリング材を使用することはおかしくありません。

 

ですが、お客様の話では「ステンレスシャフトの場合、引抜き材を用いるのが普通じゃないですか?」

 

弊社が受注時点で、図面&用途について打合せを入念に行っていれば十分防げた内容だと思いました。

 

”コストを意識するあまり、用途について確認せずに受注した弊社に一端の責任はある” と思います。

 

結論としては旋盤加工でφ15マイナス公差に仕上げました。

 

ではここで「ピーリング材?引き抜き材?」という用語を簡単にご説明させていただきます。

 

どちらも ”SUS丸棒” においてよく用いられる材質ですが、以下の特徴があります。

 

・ピーリング材:ステンレス丸棒鋼の中で最も一般的な材質。黒皮材より一皮むいたもので、公差は0~+0.1程度のプラス公差となっています。

 

・引抜き材:ダイス(金型)を通して、成型した材料となり、公差は0~0.01のマイナス公差となります。

 

品質・価格ともに引抜き材の方が高いです。

 

更にセンタレス材というものがあります。

 

研磨加工を行い、引抜き材よりも高い精度(h7程)を誇ります。価格も当然一番高価です!!

 

という訳で・・・結論を述べます。

 

”材料選定においてコストだけで判断せず、用途を把握し適切な材料を用いること!!” 

 

材料に限らず、何事にも通ずる考え方ですね。

 



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